二四節気七二候【春分|雀始巣】




■二十四節気
春分 しゅんぶん
立春から始まる春の中間点

■日付
3/21~25頃

■七十二候
雀始巣
すずめはじめてすくう
スズメが巣をつくり始める

​「雀始巣(すずめはじめてすくう)」は、七十二候の一つで、
毎年3月20日から24日頃にあたります。
​この時期は、スズメが巣作りを始める頃とされています。​
スズメは人家の壁の隙間や瓦の下、交通標識のパイプなどに、
枯れ草や藁、動物の毛などを使って器用に巣を作ります。 ​
人間の生活圏に近い場所に巣を作りますが、警戒心が強いため、人の身長よりも高い位置に巣を作ることが多いとされています。
​また、他の鳥の古い巣を再利用したり、ツバメの巣を奪って
使うこともあるそうです。​巣そのものは目にする機会が少ないものの、エサを運ぶ親鳥の姿や、隙間から聞こえる雛の声から、巣の存在を感じることができます。​
「雀の巣」や春に生まれた雛鳥「雀の子」は、春の季語として親しまれています。